2011年7月15日金曜日

東日本大震災から4カ月を迎えて

大震災から早や4カ月が過ぎました。
福島県の復興はまだまだです。

今頃になって浅川町の農家が売却した食用牛にセシウムが含まれていたと報道された。
あの忌まわしい原発事故に時、スピーデ―マップなどで放射能拡散を承知していたはずなのにこれを秘密にした東電、政府を始め関係各省庁の責任は重い。
マスコミの報道を聞いているとあまりに抽象的で、出荷者の責任のように聞こえる。

あの事故は原爆が落ちたと同じ事故である。
これをひた隠した当局の責任の重大性が問われないのは何故か?
農家に責任押し付けるようなことは止めてほしい。

正確な情報を伝えなかった当局こそ責任を負うべきである。
県民、地区民の利益代表でもある自治体のコメントもないのもおかしい。

2011年6月15日水曜日

第2回炊き出し

6月3日、郡山ビックパレットで第二回の炊き出しを「たちあがれ日本」並びに岐阜県長國寺の皆様他大勢のボランティアの皆様のご協力のもと行われました。
現在900人の方々が津波と原発の被害で不自由な避難生活を送っております。
温かいあんかけ焼きソバと卵スープに、被災者の皆様は舌鼓を打って食べて頂きました。

「たちあがれ日本」の議員さん、そしてその支持者の方々には感謝に堪えません。
あの悲惨な生活の実態を目で確かめて頂く事が何よりの事です。

女性用肌着が運び込まれました。

炊き出しを訪れた中山恭子参議院議員
岐阜県長國寺の小島師と(郡山ビックパレット)

炊き出しを終えて記念撮影


原発事故に、先行きに悲観した酪農家がまた自殺に追い込まれました。
一体政府は、そして政治家は何を考えているのか。
この最大不幸社会を作っているのは一体誰なのか?

原発被害者はこの悲劇に何もしない政府、東電に激怒してる。

2011年6月13日月曜日

東京電力福島原発の終わりはいつになるのか?

ストロンチウム89.
あまり耳にしない放射能も流出しているとか。
格納容器から出ていることくらい子供でも分かることなのに「魚介類で大きな値にならないと思うが、注意深く監視する必要がある」と保安(不安)院は訳のわからないことを言っている。
もし食べて骨髄などに病気が出たら「だから注意深くと言ったでしょう」となるのか?
だいたい、あの発電所の非常用電源はすべて海側。
素人が考えても津波が来たら一番先に波を被ることとなるのはわかることである。
東電は何を考えていたのか。
セシウム、ストロンチウムなどいきなり言われても一般人には到底理解できない。
幼子を持つ親は、わが子の行く末を案じ、不安を抱えて生きている。
それは東電、政府、原子力安全委員会、同保安委員会。
これらの情報の発信が信じられないからだ。
血の通った政治ができないものか。
霞が関で議論を戦わせている議員さん。
原発の決着こそ国民の不安を取り除くことだということではありませんか。

2011年6月5日日曜日

現状を憂う

菅さんと鳩山さん。
お互いにペテン師!嘘つき!と罵り合い、8月退陣とか、ホント?
国民は何を信じたらいいのか。
原発の炉心はドロドロ、安全のはずの炉は開けっ放し、放射能は垂れ流し、幼児を抱え親たちはわが幼子の未来を憂いノイローゼになっている。
情報をひた隠す原子力安全保安(不安)委員会。
代々築いた財産の全てを失い流浪生活を強いられている原発避難民。
20ミリシーベルト以下とか訳のわからない情報を流し続ける文科省。
コンクリートの上に段ボール、毛布を敷いて、仕切りは高さ1メートルほどの段ボールが唯一のプライバシー。
菅さんも鳩山さんも、否議員さん全てがこの惨状をみて本当の議論をしてほしい。

 原発事故により避難している方々の中で、御骨の安置にお困りの方は、ご相談ください。

2011年5月14日土曜日

東日本大震災並びに東電原発震災の被災現状(同慶寺ご住職様より)

東日本大震災並びに東電原発震災の被災現状(2011.5.12現在)
南相馬市小高区(原発から15㎞) 小高山同慶寺住職 田中徳雲師より

・激しく、そして長時間(およそ6分)の揺れに本堂は内外の土壁、瓦が落ち半壊状態。本扉やサッシもゆがみ、鍵も閉まらない。脇師の仏像なども損傷。本尊様は、かろうじて須弥壇に残ってくださっている状態。庫裏は使用不能。

・境内の墓地、灯籠、文化財指定の相馬藩侯墓地(29基)も全損壊。

・津波により、檀信徒の多い12の集落が消失。
その後の相次ぐ原発の爆発により地域のコミュニティは崩壊。そして離散。隣近所に住んでいた方が、どこに避難したのかもわからない状態。

・原発爆発後、突然の避難命令に、着の身着のままで避難を余儀なくされ(多くの方がパニック状態でどうやって避難したのかさえ断片的にしか覚えていない)生活そのもの、地域の人間関係など築いてきたものが一瞬にして奪われてしまった。

・放射能による汚染のため警戒区域(立ち入り禁止)に指定され、地震の後片付けが全くできていない。
(強制的に緊急避難をさせられたために、寺に戻るとその日の午後の生活がそのまま閉じ込められているような気がして、胸がせつなくなります)

・さらに原発に近い地域(10㎞圏内)では行方不明者の捜索すらできていない状態。もちろん遺体の回収もできていない。葬儀も供養もできない人も多い。

・長引く避難所生活に精神的にも、肉体的にも疲労困憊状態。
慣れ親しんだ近所の人の顔なども極端に少なく、ストレスがたまっている。
毎日のように顔を見てお茶を飲んでいた仲間が、散り散りになってしまい、とても寂しさを感じている。

・なにより放射能汚染により、先祖伝来の土地、田畑、そして生き甲斐となる仕事を奪われた人々の精神的なショックは筆舌に尽くしがたい。
(ほんとうに故郷に帰れるのだろうか?)

・こんな状態で、そして私のような若僧でも声を聞くとみなさん「方丈さんの声を聞くと落ち着くな~」と言ってくださる。顔を見ると、懐かしさに涙を流してくださる。あらためて地域の皆様に生かされている自分を感じます。
こんな時だからこそ、和尚として、宗教者としての役割、「今ここで自分にできること」をしっかりと勤めさせていただきたいと思います。

檀信徒の皆様との交流は、2ケ月が過ぎようとしている中、少しずつではありますが落ち着いてきたために供養等の依頼が増えています。しかし、それぞれの避難先での供養になるために必要とされる移動距離は相当であります。
(そのために家族と居る時間が極端に少なくなり、家族の深い理解が必要だと思います)

・供養をさせていただく場合、本堂が使えないため、場所の確保に手間取ります。会館を借りていただければ助かりますが、経済的な理由でできない場合もあります。今後、長期的に宗門県内外御寺院様のご協力をいただければありがたいです。

合掌

※支援、ご協力等お申し出がございます場合は、当ホームページより広度寺までご連絡ください。
広度寺住職 謹白

2011年5月6日金曜日

5月3日炊き出し

5月3日、郡山市のビックパレットで岐阜県・長國寺様、たちあがれ日本、全日本プロレスによる炊き出しが行われました。
以下その様子です。

富岡町の遠藤町長と打ち合わせをする藤井孝男参議院

全日本プロレスによる炊き出しの様子

岐阜県・長國寺ご住職と

2011年4月30日土曜日

笑おうにも笑えない話(4月28日)

郡山市の学校の校庭を、放射能汚染とかで表土を除去したまでは良かったのですが、この残土の処理を拒否され、校庭にブルーシートを被せて置き去りとか。
汚染水を隣国に断りなしに垂れ流し近隣諸国から叱られ、世界中から顰蹙をかった日本政府、郡山市のお粗末さにも呆れます。
置き去りにした汚染土壌はどうするのですか?
笑おうにも笑えないお粗末な行政。
笑えないけど腹も立つ!
結局お馬鹿ということでしょうか。